現場の事故で指切断!障害者等級によってその後の補償は大きく変わる!?
「建設現場の事故によって、作業員の指が切断・・・」
このような事故は誰もが避けたいと思いますが、残念ながら全国の工事現場で頻発しているのが事実です。
そこで今回は、指の切断事故にあった作業員が労災保険からどのような給付を受けられるか、そして不足分をどのように民間の保険商品でカバーするのかについてご説明します。
(今回のポイント)
①工事現場には指の切断リスクが多く潜んでいる!
②指の切断事故にあうと、治療後の年収減は避けられない!
③その後の生活費をまかなうのには、国からの補償だけでは十分ではない!
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恐ろしい指切断事故

工事現場は、常に事故のリスクと隣り合わせです。特に指切断事故については、実は現場には隠れた危険が多数存在しています。
現場に潜む指切断リスクとは?
具体的な指切断事故のリスクとしては、以下のようなものがあります。
- 足場の金具に指が挟まれる
- 重機の誤作動
- 重い資材が倒れてくる
- 搬送中の鉄骨に指が挟まれる
- 電動工具の操作ミス など
現場の作業は、どうしても最終的には人間の手先に頼っていることが多いため、手の先端が最も事故の被害に遭いやすいと言えます。
切れた指が再接合できない場合もある!
現代の医学技術の進歩により、指を切断しても治療で再接合できるケースが増えています。
しかし建設業の事故では、切断面が不規則であったり、指が完全につぶれたりしている場合も多く、再接合が困難なケースも多くあります・・・。
指切断事故で受けられる労災保険の給付は?

労働中に指を切断して治療を受けたが、手足指に欠損が生じた場合、労災保険からの補償を申請できます。
そしてその補償額は、国が定めた「後遺障害等級」という後遺症の重さによって変動しますが、詳細は以下の表を参照してください。
手指を切断した際の後遺障害等級と給付金
| 後遺障害等級 | 後遺障害の内容 | 障害補償年金 | 障害特別支給金 | 障害特別年金 |
|---|---|---|---|---|
| 3級5号 | 両手の手指の全部を失ったもの | 給付基礎日額の245日分 | 300万円 | 算定基礎日額の245日分 |
| 6級8号 | 1手の5の手指又は親指を含み4の手指を失ったもの | 給付基礎日額の156日分 | 192万円 | 算定基礎日額の156日分 |
| 7級6号 | 1手の親指を含み3の手指又は親指以外の4の手指を失ったもの | 給付基礎日額の131日分 | 159万円 | 算定基礎日額の131日分 |
| 後遺障害等級 | 後遺障害の内容 | 障害補償一時年金 | 障害特別支給金 | 障害特別一時金 |
| 8級3号 | 1手の親指を含み2の手指又は親指以外の3の手指を失ったもの | 給付基礎日額の503日分 | 65万円 | 算定基礎日額の503日分 |
| 9級12号 | 1手の親指又は親指以外の2の手指を失ったもの | 給付基礎日額の391日分 | 50万円 | 算定基礎日額の391日分 |
| 11級8号 | 1手の人差し指,中指又は薬指を失ったもの | 給付基礎日額の302日分 | 39万円 | 算定基礎日額の302日分 |
| 12級9号 | 1手の小指を失ったもの | 給付基礎日額の156日分 | 20万円 | 算定基礎日額の156日分 |
| 13級7号 | 1手の親指の指骨の一部を失ったもの | 給付基礎日の101日分 | 14万円 | 算定基礎日額の101日分 |
| 14級6号 | 1手の親指以外の手指の指骨の一部を失ったもの | 給付基礎日額の56日分 | 8万円 | 算定基礎日額の56日分 |
足指を切断した際の後遺障害等級と給付金
| 後遺障害等級 | 後遺障害の内容 | 障害補償年金 | 障害特別支給金 | 障害特別年金 |
|---|---|---|---|---|
| 5級6号 | 両足の足指の全部を失ったもの | 給付基礎日額の184日分 | 225万円 | 算定基礎日額の184日分 |
| 後遺障害等級 | 後遺障害の内容 | 障害補償一時年金 | 障害特別支給金 | 障害特別一時金 |
| 8級10号 | 1足の足指の全部を失ったもの | 給付基礎日額の503日分 | 65万円 | 算定基礎日額の503日分 |
| 9級10号 | 1足の第1の足指を含み2以上の足指を失ったもの | 給付基礎日額の391日分 | 50万円 | 算定基礎日額の391日分 |
| 10級8号 | 1足の第1の足指又は他の4の足指を失ったもの | 給付基礎日額の302日分 | 39万円 | 算定基礎日額の302日分 |
| 12級10号 | 1足の第2の足指を失ったもの,第2の足指を含み2の足指を失ったもの,第3の足指以下の3の足指を失ったもの | 給付基礎日額の156日分 | 20万円 | 算定基礎日額の156日分 |
| 13級9号 | 1足の第3の足指以下の1又は2の足指を失ったもの | 給付基礎日額の101日分 | 14万円 | 算定基礎日額の101日分 |
・労災保険の給付金額は意外に低い!
作業員の中には「事故で大ケガを負っても、十分な補償が国から受けられるから大丈夫!」などと思っている人も少なくありません。
しかし実際には、例えば両手指が切断された場合でも、事故前の年収3年分に満たない金額しか給付されない場合も多いのです。
もちろん、ケースによって給付額は異なりますが、「事故前の年収3年分に満たない金額」という場合、治療やその後の生活の補償としては決して十分とは言えないでしょう。
・仕事復帰後の収入減少は避けられない!
そして、指切断などの事故で後遺症が残った場合、治療後に仕事復帰できたとしても、以前と同じような作業に従事できるとは限りません。
特に高度な手作業などの技術を必要とする仕事の場合、後遺症が残り、その作業を行うことが難しくなってしまえば、事故前と比べて収入は減ってしまう可能性が大きいです。
場合によっては、建設現場での仕事に復帰できなくなった場合、転職するしかありませんが、このような状況の場合、転職さえ難しい状況になってしまうことは想像に難しくありません・・・。
・民間の保険商品で万が一に備える
指の切断による後遺症が残るなど、国の労災給付だけでは生活が厳しい場合、民間の保険商品が役立つことがあります。
民間保険では、事故によるケガの治療費だけでなく、治療中や治療後の生活費や慰労費などもカバーされる商品があります。
なので万が一の備えとして、障害年金などでカバーできない部分を民間保険で補うことを検討し、なるべく早い段階で保険会社や保険代理店に相談してみてください。
まとめ

指の切断などの事故は、作業員の人生に深刻な影響を及ぼすリスクがあります。
労災保険だけでは十分な補償が得られないことを理解し、万が一の事故や収入減少に備え、事前に対策を講じておきましょう。
著者:小飯塚隼人(こいづか・はやと)
1983年生まれ。前職は大手損害保険会社にて代理店の営業推進を担当。「お客さまに一番近いところで保険を提案して、もっと喜んでもらえる仕事がしたい」との思いから、万が一のさいは保険でしっかりとお客さまを守る保険ショップパートナーの経営理念に魅力を感じ、2015年3月に同社に入社。同年11月に取締役社長に就任。「建設業をサポートする日本一の会社になる」という志のもと、年間2,000件を超える建設業保険の相談を受けるとともに、安全大会の講師も務める。得意分野は事故対応、事故対策、外装系など。趣味は映画、ランニング。
【当社は1985年創業の建設業専門保険代理店です!】
当社、株式会社保険ショップパートナーは1985年に創業し、
・建設業保険で平均20~30%のコスト削減を実現
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