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「火災保険がおりる」は詐欺!?悪徳業者の驚くべき手口を解説

2021.05.19

 「火災保険がおりる」は詐欺!? 悪徳業者の驚くべき手口を解説|株式会社保険ショップパートナー

火災保険を詐欺の口実に使う業者が増加し、全国的に問題となっています。

 

実際に数多くの被害が報告されており、なかには数百万円もの高額なお金を騙し取られた事例も!

 

詐欺業者の恐ろしい手口と実態を解説します。

 

(今回のポイント)

①突然自宅に訪れ、無料の補修工事を売り込んでくる!

②その実態は保険金詐欺! 騙されれば保険会社に訴えられるリスクも

③悪徳業者を見抜き、相手にしないことが重要!

 

突然自宅を訪問してきて、「お宅の屋根は傷んでいます」

詐欺業者の手口でよく聞かれるのは、「近所で工事をやることになったので、ごあいさつに」などといって、業者がいきなり訪問してくるケース。

 

来訪に応じると、「お宅の屋根は、台風や風雪でだいぶ破損していますね。災害が起きたら大変危険です」などと、ターゲットの不安を煽るようなことを言ってきます。

 

・「保険金を使えば無料で修理できます」が決まり文句!

 

そして切り出してくるのが、「自然災害で損傷した屋根は火災保険適用になるので、無料で修理できます」というフレーズ。

 

雨樋や外壁など、引き合いに出してくる箇所はさまざまですが、「保険を使って無料で修理できる」というポイントが共通しています。

 

続いて、業者は「我々は保険請求の申請手続きを代行している業者で、修理工事を発注いただければ申請サポートの料金は無料にします」と言ってきます。

 

言われた側は、「保険金によって無料で住宅を修理できるのならば、まあいいか・・・・」と、ついつい誘いに乗ってしまうかもしれません。

 

・その場での契約をしつこく迫ってくる

 

「無料で家を修理できる!」――こんな話にすこしでも興味をもった素振りを見せれば、業者は同意書や契約書などの名目を記載した書類を持ち出し、その場での署名と捺印を迫ってきます。

 

なかには、その場で保険会社に確認と称して電話をかけ、担当者を名乗る人間を電話口に出させて「そのケースでしたら保険で補償できるので大丈夫ですよ」などと言わせる場合も。

 

ここで出てくる保険会社の担当者はニセモノなので、注意が必要です。

 

このような手口は実際に現場で体験してみると非常に巧妙で、つい書類の捺印に応じてしまう人は少なくありません。

 

損害保険会社にとっては大ダメージ

 

聞けば聞くほど悪質な商法ですが、これによって消費者も損害会社も大きなダメージを受けることになります。

 

この詐欺において、消費者は自分のお金を一銭も払わずに屋根を修理することができるのですが、結果としてそれ以降の保険料が高くなってしまいます。

 

もちろん損害会社からすれば、悪質業者からの保険金請求が通ってしまった場合、無意味な屋根修理費用を払わなければなりません。

 

ただただ詐欺業者だけが得をする構図になっているのです。

 

・クーリング・オフすると脅される?

 

ただし、保険会社だけでなく、消費者にも被害が生じる場合があります。

 

代表的なのは、一度業者と結んだ契約をクーリング・オフしようとするパターンです。

 

この詐欺においては、なかには後日になって「なにかが変だ」と考え直し、クーリング・オフで解約しようとする人もいます。

 

すると業者は豹変し、悪徳業者の素顔を出してくるのです。

 

消費生活センターへの相談事例でも、被害者が出したクーリング・オフの通知に対して、「もう費用が発生しているので違約金を請求する」「弁護士を立ててキャンセル料を請求する」などと威圧的に対応された事例が多数報告されています。

 

もちろん、毅然として対処して業者の主張を撥ね付ければいいのですが、専門知識の乏しい一般人が海千山千の悪徳業者に立ち向かうのは、現実的には難しいものです。

 

あとあとのトラブルを回避するためには、絶対に書類に署名と捺印をしないことが鉄則です。

 

・保険金がおりたら業者が雲隠れ?

 

くわえて、手数料の支払い後に業者と音信不通になり、肝心の修繕工事をしないまま逃げられてしまうケースも散見されます。

 

そのような業者はホームページも開設せずに訪問販売による勧誘だけを繰り返し、何度も社名や所在地を変えて同じ手口を繰り返している場合が多いのです。

 

そのため、いったん音信不通になってしまうと探し出すのはかなり困難。結局泣き寝入りする可能性が高くなります。

 

・保険会社から返金を求められる場合も

 

このような保険金詐欺に関わってしまった場合、いくら「申請代行業者が勝手にやった」と説明しても、保険会社には通りません。

 

あくまで、保険の契約者が虚偽の内容で報告したことになってしまいます。

 

すると、詐欺によっておりた保険金の返金を求められたり、最悪の場合は保険会社から損害賠償を起こされたりする可能性もあります。

 

・安易に業者に対応しない

 

このような悪質商法に引っかからないためには、住まいにいきなり訪問してきたり電話勧誘してきたりする不審な業者を、絶対に信じないことが重要。

 

投函される怪しいチラシにも気をつけましょう。

 

残念ながら、修理業者やリフォーム業者を名乗る会社には、悪質な会社も少なくありません。

 

「自己負担の発生しない修理工事です」「調査・点検だけなら無料です」などという甘いフレーズを持ち出してくるようなら、最大限に警戒する必要があります。

 

まとめ

 

詐欺罪をはたらく業者の手口は、大変狡猾です。

 

もし怪しい業者と接点を持ってしまって、説明内容に違和感を持ったら、すぐに消費者庁開設の窓口などに相談し、アドバイスを仰ぎましょう。

 

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著者:小飯塚隼人(こいづか・はやと)

 

(株)保険ショップパートナー取締役社長。
1983年生まれ。前職は大手損害保険会社にて代理店の営業推進を担当。「お客さまに一番近いところで保険を提案して、もっと喜んでもらえる仕事がしたい」との思いから、万が一のさいは保険でしっかりとお客さまを守る保険ショップパートナーの経営理念に魅力を感じ、2015年3月に同社に入社。同年11月に取締役社長に就任。「建設業をサポートする日本一の会社になる」という志のもと、年間2,000件を超える建設業保険の相談を受けるとともに、安全大会の講師も務める。得意分野は事故対応、事故対策、外装系など。趣味は映画、ランニング。

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