現場を襲う重機盗難の恐怖!保険でカバーできるのか?
実は、日本全国の工事現場で「重機が盗まれる」という問題が続々発生しているのをご存知ですか?
一般の方からすれば、「重機を盗んでどうするの?」と疑問に思われるでしょうが、一部の人にとって現場の重機はよだれが出るような獲物なのです。
そこで今回の記事では、重機盗難の実態や対策、そして保険を使って被害を最小限に抑える方法について解説します。
(今回のポイント)
①工事現場は盗人にとって宝の山!
②高額な転売益を得られる重機は狙われやすい!
③重機盗難保険でリスクをカバーしよう!
【当社は建設業専門の保険代理店です!】
当社、株式会社保険ショップパートナーは1985年に創業し、
・建設業保険で平均20~30%のコスト削減を実現
・契約後は24時間当社にて事故受付・事故対応
これらが多くのお客様に喜ばれ、2024年1月末時点で法人941社・個人3,667人の方々から保険契約をいただいております。
なぜ、重機が盗まれるのか?
それではまず、「なぜ重機が盗まれるのか?」という理由について解説します。
・重機は高額の転売益が得られる!
現場から重機盗難が多発する主な理由は、高額な転売益が上がるためです。
一般の方にとっては「重機ってそんなにお金になるの?」と思われるかもしれませんが、実際には転売でかなり高額で売ることができるのです。
特に大型のユンボやダンプなどは数千万円から数億円にもなるため、盗難からの転売が成功すれば大きな利益を得られます。
もちろん、盗難届が出ていた場合は国内での転売は難しいでしょう。
ですが、建設需要が高い新興国にナンバーを外して売却されるケースがあり、そうなると盗まれた重機を追跡して取り返すのは困難になります・・・。
ちなみに過去には、「著名人の家族が外国人と共謀して工事現場の銅線を盗む事件」が話題になったことがあります。
これに見られるように、工事現場は悪意を持った犯罪者から見れば宝の山のように映るのです。
このように重機盗難が増加している現状を踏まえて、今後どのような対策を講じるべきかを検討することが重要です。
そこで次に、盗難対策とともに保険を活用してリスクを最小限に抑える方法について詳しく解説します。
重機盗難を防ぐ方法は?損害にはどう対応する?
現場で使用される重機は、盗難のリスクが常に存在しています。
高額な利益が得られるため、組織的に盗難を行うプロの犯罪者も存在します。
そこで重機を盗難から守るために、以下3つの方法が有効です。
①重機を決まった場所にまとめて保管する
1つ目の方法として、重機を決まった場所にまとめて保管することが挙げられます。
作業終了後、放置された重機は盗難者に目を付けられやすくなりますので、重機をまとめてチェーンでつないでおくことや、できれば屋内に保管して保管場所にも鍵をかけることが望ましいです。
プロの犯罪者が本気になれば施錠やチェーンを破ることは可能ですが、盗難が完了するまでに時間をかけさせることで、犯罪者を遠ざけることができます。
②重機の鍵は必ずかけておく
2つ目の方法は、重機の鍵を必ずかけることです。
これは当然のことだと思われるかもしれませんが、作業員が重機を「毎日使う仕事の道具」と思っていると、つい油断が生まれて作業後に鍵を差しっぱなしで帰ってしまうこともあるのです・・・。
工事の請負会社としても、必ず現場終了時に重機の施錠確認を行うようにチェック項目に組み込んでおくことが重要です。
③GPS機能を利用する
3つ目の方法は、GPS機能を利用することです。
最近の重機にはGPS機能が搭載されている機種があります。
GPS自体が盗難防止に直接的に役立つわけではありませんが、もし盗難に遭ってしまった場合、GPSを利用して重機を追跡できるので、警察と協力して重機を取り戻せる可能性があります。
もし重機がGPS付きの機種でない場合でも、手頃な価格のGPS機器を購入し、機内に設置することで同様の効果が期待できます。
盗難による損害は保険でカバー可能!
もし高額な重機が盗難に遭ってしまった場合、現場での損害は大きいですが、損害保険を利用することで被害額をカバーできます。
・「重機盗難保険」を活用しよう!
重機盗難のリスクをカバーする方法として、多くの損害保険会社では「重機盗難保険」という商品が提供されています。
重機盗難保険とはその名の通り、重機が盗まれた際に、被害に対して補償を行う保険となります。
保険料や保険金の額は対象となる重機の価格によって異なりますが、経年劣化により保険金が徐々に下がっていく点には注意してください。
そして重機盗難保険に加入していれば、盗難に遭った重機の代わりにレンタルした場合の費用も補償されます。
ただし、「鍵のかけ忘れ」など現場での初歩的な不備があった場合、免責となり保険金が支払われないケースもあるため注意が必要です。
まとめ
重機盗難は空き巣と同じく、「まさか自分の現場では起きないだろう・・・」という油断が被害を招くことが多いのです。
なので、常に自分の現場が盗難の対象となっていると考え、適切な盗難対策を実施するようにしてください。

著者:小飯塚隼人(こいづか・はやと)
1983年生まれ。前職は大手損害保険会社にて代理店の営業推進を担当。「お客さまに一番近いところで保険を提案して、もっと喜んでもらえる仕事がしたい」との思いから、万が一のさいは保険でしっかりとお客さまを守る保険ショップパートナーの経営理念に魅力を感じ、2015年3月に同社に入社。同年11月に取締役社長に就任。「建設業をサポートする日本一の会社になる」という志のもと、年間2,000件を超える建設業保険の相談を受けるとともに、安全大会の講師も務める。得意分野は事故対応、事故対策、外装系など。趣味は映画、ランニング。
【当社は1985年創業の建設業専門保険代理店です!】
当社、株式会社保険ショップパートナーは1985年に創業し、
・建設業保険で平均20~30%のコスト削減を実現
・契約後は24時間当社にて事故受付・事故対応
これらが多くのお客様に喜ばれ、2024年1月末時点で、法人941社・個人3,667人の方々から保険契約をいただいております。
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