ムダの見直しで保険料が安くなる! 「建設工事保険」で屋根材の飛散事故の損害額をカバー
2021.12.20
O.Tさんは屋根工事専門の会社を営む経営者。12名の社員を率いるO.Tさんに保険代理店の選び方について語ってもらいました。
危険と隣り合わせの屋根工事だから、安全管理はしっかりと
――屋根工事というと危険な仕事のイメージがありますが、安全対策についてはどのようにお考えですか?
O.Tさん:まず、我々が仕事をする場所は高いし危険だよね。自分のところも事故しないように注意してやってるけど、屋根は傾斜があって滑りやすいし、どうしてもヒヤッとすることはあるよね。
屋根から落ちたら死ぬかもしれないし。そういう話、ニュースとかでよくあるでしょ? 死ななくても背骨が折れたりとか、まあヤバいよね。
だから、安全に作業できるように準備はしっかりやってますよ。メットや安全帯はもちろんするし、ロープとかハシゴを扱うときも気をつけてます。自分も現場に出てるし、ケガとかしたくない(笑)。
――過去に代理店をいくつか変えたそうですが、どういう理由だったんでしょうか?
O.Tさん:こういう仕事なんで、保険は前からかなりいいやつで契約してたの。毎月の掛け金が多少高くても必要経費だって思ってね。でも実際、現場で社員がケガしたり、ハシゴが倒れて隣の家の窓を壊しちゃったりとか、そういうのが何度かあったとき、代理店の担当の対応が悪くてね。
それで頭にきて、別の代理店に変えたりしたね。あとは、急に担当が変わっちゃって、かわりに新しい担当が来たと思ったら、そいつが俺らの仕事のことをよく知らなくてね。それであきれて代理店ごと変えたりとかもあったね。現場のことを知らないで、事故のリスクとか話されても、見当違いなんだよね。こっちは真剣だからさ、妥協はしたくないわけ。
自社の保険をあらためて見直すと……
――「保険ショップパートナー」に保険をお願いするようになったきっかけは、何だったのでしょうか?
O.Tさん:いつだったか、会社に電話がかかってきたの。最初は「なんだ、営業か」って思ったんだけど、建設業専門だっていうし、安くなるって話だったから、まあちょっと興味が出たわけ。いくら保険料は必要経費だっていっても、できれば保険を安くしたいっていうのは、経営をやっている身としてはあるよね。
それで、とりあえず、いま入ってる保険の見直しをしてくれるっていうから、それをお願いしたね。医者と同じで、かかりつけのところだけじゃなく、別のところで診てもらうと安心ていうやつで。
――「セカンドオピニオンサービス」ですね。
O.Tさん:そうそう、それ。で、現状を見てもらったら、自分らの仕事にあんまり関係ない補償がついてたり、いろいろ出てきたわけ。じゃあ、保険ショップさんにお願いしたらどんな感じになりますかっていうのを聞いて、見積もりを出してもらったの。そしたら安くなりそうだったのよ。
いまより保険の内容がよくなって、さらに掛け金も安くなるんなら、それはそっちのほうがいいじゃない?ってなったけど、最初は疑ってたよ。営業マンは基本いいことしか言わないもんだって思ってたから(笑)。
だから担当の人には、とりあえず検討しますってことで帰ってもらって、あとで保険ショップさんのことをいろいろ調べたのよ。あらためてホームページも見たし、知り合いに評判を聞いたりとかもしたね。
そしたら建設業に詳しいみたいだし、仲のいい社長から結構いいらしいって話も聞いたので、お願いすることに決めたっていう感じだね。
「現場のことをよく知っている」という安心感
――最近、屋根で事故があったそうですが、どういう状況だったのでしょうか?
O.Tさん:戸建てのルーフィング(防水シート)が風で飛んじゃったのよ。前の日にルーフィングを貼る作業は終わってて、とくに問題なかったんだけど、夜中に強風が吹いたみたいで。朝現場に来たら屋根の上の部分が結構大きくはがれちゃっててね。
飛んだルーフィングは現場の敷地内に落ちてたから、二次被害とかはなかったんだけど、貼り直さないといけなくなって。そうなると余計に材料代がかかっちゃうから、保険が出ないかなって思って。それで保険ショップさんに来てもらったの。
実際に事故があったときの対応を見たのは、そのときが初めてだったんだけど、被害状況の確認とか、担当さんは慣れた感じでスムーズだったね。監督さんとも話をしてフォローしてくれたし。
あとで担当さんに聞いたら、屋根の事故ってのは多いみたいで、何度も対応したことがあるって言ってたね。入ってた建設工事保険の保険金もすぐもらえたし。まあ助かりましたよ。だから、自分らみたいな建設業の保険っていうことを考えたら、やっぱり代理店も建設業に詳しいところを選んだほうがいいと思ったね。
――本日は、お忙しいところありがとうございました。

著者:小飯塚隼人(こいづか・はやと)
1983年生まれ。前職は大手損害保険会社にて代理店の営業推進を担当。「お客さまに一番近いところで保険を提案して、もっと喜んでもらえる仕事がしたい」との思いから、万が一のさいは保険でしっかりとお客さまを守る保険ショップパートナーの経営理念に魅力を感じ、2015年3月に同社に入社。同年11月に取締役社長に就任。「建設業をサポートする日本一の会社になる」という志のもと、年間2,000件を超える建設業保険の相談を受けるとともに、安全大会の講師も務める。得意分野は事故対応、事故対策、外装系など。趣味は映画、ランニング。
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